2004年/3月/No.5
<最終回>
 
眼差し

 人物写真のコーナーが無かったので軽い気持ちで始めたPeople of the Weekでしたが、元々得意な分野でもないところにもってきて毎週というのはちょっと無謀な作戦でした。苦手科目を克服したいという目標もありましたが、人のいい表情を捉えるにはタイミングや腕前も然ることながら、その人物との一定の関係を保ち距離を縮める余裕がなければならない、ということを痛感しました。少しでも意思の疎通がはかれたひとの写真は思い出深いものとなりました。なんとかかんとか半年続けられたのは奇蹟のようなものですが、いい勉強になりました。
 またいつか装い新たに出直したいと思っています。ありがとうございました。
2004年/3月/No.4
 
桜吹雪きに遊ぶ子ら

 ひらりひらりと舞う桜の花びらを手のひらに受け止める子と拾い集める子。暖かい風とともに華やかさを届けてくれる桜が咲くと人はじっとしていられなくなる。桜の木の下、うっとり見つめるひと。花はそっちのけで酒宴に興じるひと、おしゃべりの花を咲かせるひと。夢中でカメラに収めるひと。花散るまでの短いあいだ、憂き世を忘れ人は束の間の夢を見る。
2004年/3月/No.3
 
2004年/3月/No.2
 
不惑のピッチャー

 有名人が続きますが、今週はご存知ジャイアンツの工藤公康投手。ポンポンと早いテンポで140キロ台後半の速球を投げ込むピッチングはまことに軽快で見ていても気持ちがいい。
200勝まであと9勝と迫るそんな彼ももう40才。プロ23年目のベテランだが今年のキャンプでは「みんなと同じメニューでやる」と特別待遇を拒否したのは今年に賭ける意気込みの現れだろう。最近のプロ野球にはいささか興味が薄れてきたが、彼が投げる試合はつい力がはいる。悲願達成を祈らずにいられない。
2004年/3月/No.1
 
街角の新撰組局長

 大河ドラマの近藤勇役の若者が(おじさんでも一応名前くらいは知っているのですが)懐かしい板チョコを手に、胸には<明治チョコレート維新>のバッジ。チョコレートも日本で最初に作られたのは明治時代らしい。文明開化で西洋文明が怒濤のごとく押し寄せたわけだが、髪型から服装・食生活に至までそれまでの常識がことごとく覆され、人々は新鮮味とともに大きな困惑も味わったことであろう。それから百数十年、ケイザイセイチョウの名のもと次々に目先を変えて新しい製品が生まれては消えていったが、こういう飾り気のない純粋な板チョコが生き長らえている。物質的に充足し切った今の社会に人はなにを求めているのだろうね、シンゴちゃん。
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